【パパの休日】八景島シーパラダイスで「命」を釣る。システム屋が子供に教えたかった「いただきます」の真意。
普段はIT部門で、仕事に身を置いていますが、2月22日(日)はキーボードを釣り竿に持ち替え、家族(妻と息子2人)を連れて八景島シーパラダイスへ行ってきました。
今回の目的は、遊び…というよりは「食育」です。
我が家の小3の長男と小1の次男に、どうしても体験させたい場所がありました。
「うみファーム」で突きつけられる、残酷で美しいルール
訪れたのは、シーパラ内にある「うみファーム」。
ここは単なる釣り堀ではありません。「海育(うみいく)」をコンセプトに、命の大切さを学ぶためのエリアです。
ここのルールは非常にシンプルで、かつ厳格です。

入場料:500円(9歳以上は1人、8歳までは保護者同伴必須)
魚代:別途(ギンザケは1匹500円)
鉄の掟:「キャッチ&リリースは絶対禁止。釣った魚はすべて食べきること」この「後戻りできない(ロールバック不可)」な仕様は、非常に重みがあります。
遊びではなく、命をいただくという「契約」を海と交わすわけですから。
爆釣!ギンザケ4匹の戦果
平日は16:30、休日は17:30まで受付ということで、少し余裕を持ってエントリー。
長男と次男、二人とも気合十分で挑みました。狙いはギンザケ。
「お父さん、釣れた!」
開始早々、次男の竿がしなります。

続いて長男もヒット。
結局、二人とも2匹ずつ、計4匹のギンザケを釣り上げました。
バケツの中で元気に跳ねる銀色の魚体を見て、子供たちは大喜び。ここまではまだ「楽しいレジャー」の顔をしています。





しかし、ここからが本番です。
鮮やかな「システム」と、失われる「鼓動」
釣った魚を手に、併設された調理場へ向かいます。
ここでは、自分たちが釣った魚をスタッフの方が目の前で捌き、フライやグリルにしてくれるのです。
ガラス越しに子供たちと見学したのですが、その手際の良さは圧巻でした。
- 鱗(うろこ)を高速ではぎ取る
- 迷いなく頭を切り落とす
- 内臓を綺麗に取り除く
さっきまでバケツの中で力強く暴れていたギンザケが、わずか数十秒で「食材」へと姿を変えていく。
そのあまりに鮮やかで機能的な「システム」を前に、さっきまで騒いでいた息子たちが静かになりました。




「…さっきまで動いてたのにね」
長男がポツリと漏らした言葉。それこそが、今日ここに来た最大の収穫でした。
命の重みを、胃袋に収める
揚げたてのフライとなって運ばれてきたギンザケを、家族4人で囲みます。

「食べきることがルール」ですから、感謝して一口ずつ、噛み締めました。
自分で釣り上げ、目の前で捌かれるのを見た魚の味は、スーパーで買ってきた切り身とは決定的に違います。

「魚のおいしさ」の裏側には、必ず「命の終わり」がある。
その当たり前の事実に、大人である私自身も改めて背筋が伸びる思いでした。
息子たちも、骨の周りまで一生懸命食べていました。
「いただきます」という言葉は、本来これほどまでに重く、温かいものなんですね。
まとめ
論理やデータで動くデジタルの世界にいると、つい「血の通った感覚」を忘れがちになります。
ですが、私たちの生活の根幹は、こうした命の循環の上に成り立っています。
もし、お子さんに「食べ物を大切にしなさい」と100回説教するなら、
一度ここでギンザケを1匹釣らせてみたほうが、よっぽど深く心に刻まれるはずです。
今日のブログはここまで。また次のブログでお会いしましょう。


